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Google,Facebookの仮想通貨関連の広告禁止はかえってユーザーを不幸にする説

こんにちは。

あどまんです。

僕はあまりリアルタイムで発生しているイベント毎について記事を書かないのですが、少しばかり興味深い記事が出ていたので、僕の考えを書いていこうと思います。

興味深いニュースって?

3/14に流れたニュースで「グーグル、仮想通貨とICOの広告を6月から禁止へ」というものです。

以下、引用

米グーグルは6月から仮想通貨と新規仮想通貨公開(ICO)のオンライン広告を禁止する。新種の高リスク金融商品のマーケティングを取り締まる広範な取り組みの一環。

フェイスブックも1月に同様の措置を講じており、ウェブ広告大手2社が新興のデジタル通貨の宣伝に利用できなくなる。アルファベット傘下のグーグルが最新の方針として発表したところによると、同社は「仮想通貨と関連コンテンツ」の広告を禁止し始めるとともに、高リスクなデリバティブであるバイナリーオプションなどの金融商品の広告も制限する。現時点では「バイナリーオプション」や「ビットコイン購入」といった用語を検索すると、検索結果の上に4件の広告が表示される。

世界のGoogleさんがどうやら仮想通貨関連の広告を完全に禁止するようです。今だとアドセンスで「DMM Bitcoin」やしょーもないicoなどが掲載されていますね。

先月くらいにはFacebookが仮想通貨関連の広告を規制すると発表していましたね。正直ふ~んって感じなんですけど、よく考えたらFacebookのユーザー層と仮想通貨ユーザー層って実はかなりマッチしているんですよね笑

なので、広告主(取引所やicoなど)は結構痛手だと思います。

ただ、僕はGoogleやFacebookが広告を禁止することで、逆にユーザーを不幸にさせてしまうのではないかと考えています。

そう思う理由を述べていこうと思います。

なんでユーザーを不幸にするの?

そもそも広告って誰も興味ないでしょ

広告業界で、しかもインターネット広告を中心に扱っている僕がこんなことを言うのはほんとアレなんですけど、ぶっちゃけそうでしょ。

僕は少なくともネット広告で認知⇒興味関心⇒購入のフェーズまで到達したことありません。そもそもここ一ヵ月で印象に残ったインターネット広告なんて何一つないんです。

オプトさんの調査結果を使わせてもらうのですが、グラフのように、広告は邪魔な存在なんです。無料だからしゃーなし。ほんとは非表示にしたい。」が80%弱の人がそう思い、広告は役に立つのでたくさんあったほうがよい」なんて77%が”そう思わない”ですからね。

働いている身からしたら痛すぎるデータなんですけど、これが世間の意見なんです。

引用:http://www.opt.ne.jp/news/pr/detail/id=2578

そして、実際に広告会社で働いていたり、ブログで広告収入を得ている人はわかると思うんですけど、広告のCTR(クリック率)がどれほどかわかりますか?

基本的に、0.5~0.7%くらいなんです。
(1年間で80億円近くの広告出稿に携わってきたので、信憑性はあります。)

残りの99.5%くらいのユーザーはスルーしているんです。CV(コンバージョン)まで行くなんてめったにないんです。コンバージョンを重視しているクライアントを担当している広告マンは死ぬんです。もがき苦しんでいるんです。そのくらいバナー広告だけでユーザーの心に響かせるのは至難の業なんです。

ってことはしょーもないicoやバイナリーオプションなどの広告は勝手に流しておけばよかったんです。だって、99.5%のユーザーは無視しますからね。害なんて微々たるものなんです。

ならなにが懸念点なの?

もちろん、Google,Facebookなどの巨大メディアが広告出稿を禁止して、うさんくさい広告主が駆逐されるなら、それはそれは平和が訪れると思うんですよね。誰も悲しい思いをしなくて済みますし。

僕の情報収集力不足なのか、仮想通貨関連がどのくらいの費用を広告に投下しているのかデータを見つけることができなかったのですが、間違いなくはゆうに超えていると思っています。

その億を超える費用がそのまま広告主の懐に収まって開発に力を注げばいいのですが、そもそも何か課題があって(売れないなど)その課題を解決するために出稿をしているので、必ずその課題解決として別の広告出稿に乗り換えるのではないかと考えています。

そして、もしその費用がインフルエンサーマーケティングに流れてしまった場合、ユーザーに悪影響を及ぼしてしまうのではないかと懸念しています。

バナー広告はザコだが、インフルエンサーマーケティングは強い。

インフルエンサー・マーケティングとは、商品やブランドがターゲットとするコミュニティやセグメント内において、周囲に影響を与える人物を見つけ、彼らに対して一次的にアプローチする方法。オピニオンリーダーや専門家を介し、好意的なメッセージが周辺に広がることを意図している。背景としては、BlogやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの普及により、一般消費者の発信活動が盛んになったこと、かつ企業側もインフルエンサーの探索が以前に比べ容易になっていることが挙げられる。

インフルエンサーマーケティングは多くの企業で取り組まれており、近年のマーケティングでは、かなりトレンドな広告手法のひとつです。

例えば、このHIKAKINの動画は日産自動車のNOTEをドライブを通して、魅力を訴求しているインフルエンサーマーケティングですね。

あとは、最近だとインスタグラムなどが主流ですね。インスタを利用している方はこのような投稿を見たことがあるのではないでしょうか。

この投稿は至って普通の投稿のように思いますが、UNIQLOの商品を魅力的にPRすることが目的のインフルエンサーマーケティングです。
これは大成功した一例です。

それでは、これらのインフルエンサーマーケティングがどのような強みを持っているのかあげていきたいと思います。

1.ユーザーへの影響力が高いため、購入される可能性が高い

MarkeZineかなにかで読んだのですが、人が何かを購入する意思決定を行う際の70%がWEB上で共有されているコンテンツに影響を受けているらしいです。それはAmazonのレビューもそうですし、Youtuberのレビュー動画なども該当します。広告より、ユーザーの声を参考にする傾向が強いんです。もちろん、自分が尊敬している、憧れている、信頼しているからこそ、インフルエンサーが紹介するものは、購買決定に強い影響力を持っています。

2.広告への拒否感が強まる昨今での違和感のないプロモーション戦略

昨今、アドブロックなどで広告をブロックするユーザーはかなり増加したと思います。ユーザーの広告への拒否感は高まる一方です。しかしインフルエンサーの投稿なら、「100%スルーされる」ということはありません。だって、好きでフォローしてますし、参考にしたくて見ていますから。

なので、広告を見てもらえなくなっている中で、インフルエンサーマーケティングはリーチを確保するための最高の手法なんです。

これらを踏まえ、インフルエンサーマーケティングは従来のマーケティング手法と比較しても、費用対効果が高い傾向があります。

仮想通貨界隈で影響力のあるインフルエンサーが発信しだすとバナー広告とは比べ物にならない効果があるはず

バナー広告が99.5%がスルーされている一方で、もしアフィリエイターや、Twitterなどで影響力を持つインフルエンサー、そしてYoutuberなどに今まで投下していた広告費が移ってしまったらどうなるでしょうか。

そもそも仮想通貨界隈のアフィリエイターが月に100万~1,000万円稼いでいる実績がある時点で、ユーザーはブログやツイートを参考にして、コンバージョン(icoの購買、取引所の開設)していることは明らかです。

特にインフルエンサーの影響力が強いこの市場に、見えない形で広告を出稿されてしまうと、ユーザーは知らず知らずのうちに購買してしまうリスクがあるんです。(今までバナー広告でスルーしていたものも、不思議といいものだと思えてしまうのがインフルエンサーマーケの強いところなんです。)

仮想通貨界隈では泉忠司氏がノアコインなどの詐欺まがいのコインを勧める、いわゆるインフルエンサー的な有名人がいますよね。僕たちからすると、はいはい詐欺詐欺。と思うのですが、世の中には信じてしまい、購入してしまう人がいるから、今でもLINE@でシコシコと営業をしているんです。効果がなければとうの昔に撤退していますから。

あれは、売れば売るだけ自分に還元されるスキームが構築されているから成り立っているんです。心を無にして無意味なコインを売り続けているんです。

あの与沢翼さんのツイートも広告が…!!

恐らく掲載期間保証なのか、imp保証なのかわからないんですけど、この記事を書いている段階ではTLから広告のツイートが消されていましたが、フォロワー数驚異の15.4万人の与沢翼さんもうさんくさいico情報の広告を掲載していました。

今はまだそこまでインフルエンサーを活用したプロモーションは少ないですが、Google、Facebookに出稿していた広告費がこのような影響力をもったインフルエンサーにごっそり移動したら、引っかかるユーザーは多発すると思います。

世間的には少し胡散臭いと思われている与沢さんですが、仮想通貨、投資の分野においてはかなり凄い人ですし、僕も心から尊敬しています。そのようなかたが、仮に「これは広告です。自分とは無関係です」と言っても”与沢翼がツイートしているから”といった理由で購入するユーザーは間違いなくいると思います。

今後はGoogle,Facebookに出稿する予定だった浮いた広告費がこのような影響力をもったインフルエンサーに移る可能性は高くなってくるのではないかと思います。
(仮想通貨とインフルエンサーの組み合わせは相当効果的なので。)

なので、気をつけましょう。マジで。

言いたいこととしては、ほんとに気をつけましょう。マジで。ってことです。

今までは目にも入らない完全スルーしていたicoやバイナリーオプションなどの広告が影響力のある人へ移っていく可能性があります。しかも知らないうちに、です。(PR表記はあるかもしれませんが。)

なので、今後はより一層「簡単に信じる」というマインドは捨ててしまい、なにが正しくて、なにが悪いのかということを判断できる力を身につけていきましょう。

広告代理店で働いている僕がこのようなことを言うのはファッ!?って感じですが、概ね核心を得ているかなと思っています。

さいなら。

ABOUT ME
あどまん
都内の広告代理店に勤務している25歳 ADKをこよなく愛し、所持金ほぼ全額を捧げることを決意。2018年1月から始めたど素人が、成り上がっていくまでの過程をみていくブログ
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